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A-28 水気耕栽培で育てた植物を土耕栽培に植え替えることができますか? |
完全に不可能ではありませんが、水気耕栽培で成長した植物を土に植え替えるのには、かなりの努力と忍耐が必要になります。また、ある意味ではまったく無意味な行為だとも考えられます。(発芽して間もない幼苗は問題ありません)
そもそも、水気耕栽培の最大のメリットは栽培対象植物の種類によらず「水気耕栽培特有の白いヒゲ根(根毛)」の発根にあります。
水気耕栽培の発根のプロセスは、苗(土耕)の植え替え栽培に際して、栽培容器内で一旦、水気耕環境に適合した発根を促し、大きく変化した環境に適応した状況下で、以前から存在した土耕栽培時の根から「水気耕栽培特有の白いヒゲ根(根毛)」を発根させます。
その後、栽培容器外の培養空間へと根が「身の丈に見合った」成長をし本格的な水気耕栽培が始まります。
「水気耕栽培特有の白いヒゲ根(根毛)」とは、植物の成長にとっては劣悪な環境と言われる「土」から解放され、何の障害も無い水気耕環境下で育つ、植物細胞レベルとして極めて養分吸収率の高い根です。
また、その細い形状により「養分吸収表面積」の大きさでも格段に優れています。
ただし、この根にも欠点があり、障害の無い環境で育っているため非常に細く、物理的にもろい性格を持っています。
[注釈] 耐病性に関しては「雑菌の多い土中に自己の存在が無い」ということで結果的には優れています。
例えば、水気耕栽培で植物(併せて「ヒゲ根(根毛)」)が成長しすぎたため栽培容器を交換しようとすると、ほとんどの場合、ヒゲ根(根毛)がちぎれてしまい良い結果は得られません。
また、栽培ステージとして土耕から水気耕への移行は通常の行為(植え替え作業)としてもちろん可能ですが、その逆の場合はこの脆弱なヒゲ根(根毛)が原因となり非常に困難とされています。
以上の理由で、水気耕栽培で育てた植物を土耕栽培に植え替えることは、著しいメリットも無くあまりお薦めはできません。
[追記]
■例外的に、培地に「大型のロックウール(10cm立方)」を使用している場合は、ロックウールごとの植え替えが可能な場合があります。
水気耕栽培から土耕栽培への植え替え (成功例)
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| ミニトマトの苗を「水気耕栽培」で背丈50cmまで育てた後、ロックウールからはみ出している根を切断し、そのまま土に植え替えた。 (下は植え替え後、約70日経過した写真です) |
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| 根元のロックウール |
十分な結実で「植え替え成功例」です |
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水耕栽培の疑問は「ため太郎 Q&A」をご覧下さい。水気耕栽培とエアロポニックス(AEROPONICS)の仕組みも解説しています。
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